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ロイヤルカナンは本当に安心安全?口コミ評判は?本音で評価!

ロイヤルカナンチワワ成犬用ロイヤルカナンはフランスのロイヤルカナン本社を拠点に、世界90ヵ国以上に販売網を持つ有名ペットフードブランド。犬種別、ライフステージ別、サイズ別など、どれを選べばいいか分からないほど数多くの種類を取り揃えているのが特徴的ですね。

うちも初めて上の子を飼った時にペットショップで薦められたのがロイヤルカナン・チワワ子犬用で、それを生後8ヶ月まで与えていました。

食いつきも悪くないし、楽天の売上ランキングなどを見ても上位に来ていて、口コミの評判も上々。更にかかりつけの動物病院にも置いてあったので、生後8ヶ月を過ぎた後も特に疑問を持たず、ロイヤルカナン・チワワ成犬用を選びました。

でも、涙やけがひどくなってきたのをきっかけにドッグフードを見直しているうち、実は好ましくない原材料が使われていることを知りました。そこで他のブランドに切り替えた経緯があります。

今回はロイヤルカナン・チワワ成犬用(Amazonで3kg3,100円=1kg当たり1,033円、1.5kg2,636円=1kg当たり1,757円)を取り上げて、本当に安心安全なドッグフードと言えるのか、本音で評価してみたいと思います。

ロイヤルカナンの原材料を本音評価

それでは、ロイヤルカナン・チワワ成犬用の原材料表示を見てみます。

●原材料
米、とうもろこし、家禽ミート、植物性分離タンパク、動物性脂肪、加水分解動物性タンパク、ビートパルプ、植物性繊維、植物油(大豆油とルリチシャ油)、魚油、フラクトオリゴ糖、ポリリン酸ナトリウム、タウリン、DL-メチオニン、L-チロシン、加水分解甲殻類(グルコサミン源)、緑茶・ブドウ抽出物(ポリフェノール源)、L-カルニチン、マリーゴールド抽出物(ルテイン源)、加水分解軟骨(コンドロイチン硫酸源)、ミネラル類(K、C1、Zn、Mn、Fe、Cu、I、Se)、ビタミン類(コリン、イノシトール、E、ナイアシン、C、パントテン酸カルシウム、B6、B1、B2、葉酸、A、ビオチン、B12、D3)、酸化防止剤(BHA)

●成分
たんぱく質26.0%以上、脂質14.0%以上、粗繊維3.1%以下、灰分5.5%以下、水分10.5%以下

【合成着色料なし・香料なし・酸化防止剤あり】

まず、原材料表示の一番最初に来ているのが、二番目がとうもろこしワンちゃんが消化を苦手にしている穀物が主原料ですね。肉食性の強い犬にとって理想的なのは、動物性たんぱく源が主原料のドッグフードです。

安価なレギュラーフードの場合、主原料を穀物にして製造コストを下げているのがお約束ですが、ロイヤルカナンはプレミアムフードをうたった高めのお値段だけに残念です。

また、動物性脂肪もいただけません。ドッグフードの危険な原材料としてミールや副産物が挙げられますが、動物性脂肪も同じように、どんな動物に由来するものなのか全く分かりません。

油脂はドライフードに必要なものですが、本当に原材料にこだわったドッグフードの場合、何の動物に由来するものか、きちんと書かれています。例えば、カナガンならサーモンオイル、ナチュラルドッグフードならラム精製油、オリジンなら鶏レバー油と書かれていて「動物性油脂」という曖昧な表記は見当たりません。

更に、酸化防止剤として合成添加物、BHAが使われているのも問題。詳しくはドッグフードと合成添加物の問題に書きましたが、BHAは天然由来の添加物に比べて酸化防止の効果が高い反面、発がん性が指摘されていて使用量が制限されている成分です。

BHAについてはやっぱり心配する飼い主さんが多いようで、ロイヤルカナンも公式サイトのQ&Aの中でかなり丁寧な説明をしています。それによると、ペットフード安全法で決められた使用基準の数分の一の量なので食べ続けても問題ないとのこと。

確かに今日明日に発症するものではないので、当面は問題ないかもしれません。また、何年も後になって健康被害があっても、関連性を証明するのも難しいものですよね。

でも、同じぐらいの価格帯でも、BHAのような不安の残る合成添加物を使わず、より安全性の高い天然由来の添加物で酸化を防止しているドッグフードもあるわけで、入っているより入っていない方がいいに決まっています。

細かく言えば、まだ気になる原材料はありますが、主にこれら3点(栄養面、動物性脂肪、BHA)が目に付きました。というわけで、ロイヤルカナンについての私の本音評価をまとめます。

ロイヤルカナンの評価ロイヤルカナンは業界の闇を知れば知るほど、安心安全なドッグフードとは言いがたいものがあります。決して安くない価格だけに穀物が主原料なのも不満が残ります。商品そのものの質というより、企画、営業、宣伝といったマーケティングの力で販売網を広げている印象でしょうか。

特にチワワ、プードル、ダックス、マルチーズのように犬種別に細かく分かれていると、何となく手を伸ばしたくなりますが、正直、ワンちゃんにとって理想的な栄養バランスのフードがあれば犬種は関係ありません。この辺りの商品企画も巧みですね。

実は愛犬家から敬遠されているという噂もありましたが、それもうなずける…というのが私の本音評価です。

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