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グラン・デリ(旧 銀のさら)は本当に安心安全?口コミ評判は?本音で評価!

グランデリ『グランデリ』は2016年10月1日より「銀のさら」から、名称・パッケージが変更されたNewフード。味や原材料など内容は同じです。

グラン・デリ ふっくら仕立て「全成長段階用 ビーフ・鶏ささみ・緑黄色野菜・チーズ・角切りビーフ粒入り」は、1.9kg税込1660円(Amazon)1kg当たり874円の総合栄養食。他に愛犬元気など複数のブランドを展開しているユニ・チャーム株式会社提供の国産ドッグフードですね。

公式サイトでは美味しさ・ふっくら半生タイプ・健康維持に必要なオメガ6&3脂肪酸をバランスよく調整・小分けなどの商品特徴をうたっています。

グラン・デリは本当に安心安全なドッグフードと言えるのでしょうか?本音で評価してみたいと思います。

グラン・デリの原材料を本音評価

グラン・デリ ふっくら仕立て「全成長段階用 ビーフ・鶏ささみ・緑黄色野菜・チーズ・角切りビーフ粒入り」の原材料は次の通り。

●原材料
穀類(小麦粉、トウモロコシ、パン粉、小麦グルテン)、糖類(ブドウ糖果糖液糖、ショ糖、粉末水あめ)、肉類(ビーフミール、ポークミール、ビーフ、チキンエキス、チキンミール、ササミパウダー)、豆類(脱脂大豆、大豆粉、大豆エキス、おからパウダー、大豆タンパク)、動物性油脂、フィッシュミール、ビール酵母、野菜類(ニンジンパウダー、カボチャパウダー、ホウレンソウパウダー)、チーズパウダー、プロピレングリコール、ミネラル類(カルシウム、塩素、銅、鉄、ヨウ素、カリウム、ナトリウム、リン、亜鉛)、グリセリン、増粘安定剤(加工デンプン、アルギン酸エステル)、乳化剤、ソルビトール、保存料(ソルビン酸K、ソルビン酸)、調味料、pH調整剤、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D、E、K、コリン、パントテン酸)、着色料(二酸化チタン、赤色40号、赤色106号、黄色4号、黄色5号、青色1号)、リン酸塩、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、アスコルビン酸Na、ハーブエキス)、発色剤(亜硝酸Na)

●成分
タンパク質17.6%以上、脂質7.5%以上、粗繊維4.0%以下、粗灰分7.5%以下、水分30.0%以下

【合成着色料あり・香料なし・酸化防止剤あり(天然由来)】

まず、主原料は小麦粉、トウモロコシなどの穀類。当サイトでも繰り返し触れているように、穀物はワンちゃんにとって消化が苦手な素材であり、消化不良による下痢、アレルギーなどを引き起こす可能性があるもの。

本来、ドッグフードは犬に最も必要な動物性たんぱく質源(=お肉)が主原料になっているのが望ましいのですが、グラン・デリは1kg1,000円以下という安価なレギュラーフードだけに、やっぱりという感じでしょうか。

2番目に糖類が来ているのも気になります。ドッグフードの美味しさ~犬の味覚についてに書いたように、犬は甘味を好むので食いつきは良くなるものの、私達人間と同じく糖分の摂りすぎは肥満や虫歯の原因になります。

そして、ようやく3番目に「肉類」の記載がありますが、中身はミールのオンパレード。ミールはどの部位が使われているか全く不明な粉原料で、愛犬家に避けられているものです。

例えば、鶏にしても、良質なドッグフードの場合は「鶏肉」のように表記されます。でも「チキンミール」はお肉以外の部分、羽毛、内臓、骨、血、くちばしなどを含んでいる可能性が非常に高いのです。

「動物性油脂」もミールと並んで愛犬家が嫌う原材料です。質の良いドッグフードなら「鶏脂」「サーモンオイル」のように、きちんと動物を特定した油脂を使っています。それを「動物性」と濁しているのは、どんな動物由来か表記できないということ。不安ですね。

更にグラン・デリは合成着色料によって綺麗に色付けされています。これ、私達飼い主の目には美味しそうに見えますが、食べるワンちゃんにとっては正に百害あって一利なし。アレルギーや癌などの健康被害が心配されます。

また、公式サイトにあった「オメガ6&3脂肪酸をバランスよく調整」という売り文句も、成分表示に何%か含んでいるかが記載されていないので、あくまで言葉上のもの。実際にどれぐらい含まれているのか分かりません。良質なドッグフードの場合はちゃんと数字をオープンにしています。

というわけで、グラン・デリの私の本音評価をまとめると次の通り。

銀のさらの評価グラン・デリには愛犬の健康を考えると心配なものが多く使われています。その上、レギュラーフードの中ではそこそこ高い価格設定。食いつきがいいとの評判も糖分や半生タイプの効果と思われ、素材の良さによるものではないでしょう。安全なドッグフードとは言い難いものがありますね。