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プロマネージは本当に安心安全?口コミ評判は?本音で評価!

プロマネージ 室内犬用プロマネージ「室内犬用」は原産国オーストラリア、ドライタイプの総合栄養食。価格は1.7kgで税込1,250円(Amazon)、1kg当たり735円と低価格ドッグフードの中では比較的高めな方ですね。

プロマネージを販売するMARS(マース インコーポレイテッド)はアメリカの大手食品会社(日本では日本法人マースジャパンが販売)。ペットケア部門の本部はベルギーにあり、ペディグリー・シーザー・カルカン・アイムス・グリニーズなど数多くの有名ブランドを抱えています。

チョコレートメーカーとしても有名で、あのスニッカーズやM&M’sもマースのチョコレート部門のブランドだったりします。そんな世界的な大企業が手がける商品だけに安心感はありますが、実際、本当に安全なドッグフードなのでしょうか?本音で評価していきます!

プロマネージの原材料を本音評価

では、プロマネージ室内犬用の原材料表示を見てみましょう。

●原材料
米、さとうもろこし、ターキー、チキンエキス、鶏脂、シュガービートパルプ、サンフラワーオイル、フラクトオリゴ糖、トマトパウダー、マリーゴールド、ベータカロテン、STPP(トリポリリン酸塩)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸)、ミネラル類(亜鉛、カリウム、カルシウム、クロライド、セレン、鉄、銅、ナトリウム、ヨウ素、リン)、アミノ酸(タウリン)、酸化防止剤(BHA、BHT、クエン酸、ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)

●成分
タンパク質20.5%以上、脂質12.0%以上、粗繊維2.5%以下、灰分9.0%以下、水分9.5%以下

【合成着色料なし・香料なし・酸化防止剤あり】

まず一番最初に表示されているのが米、次に、さとうもろこし(スイートソルガム:イネ科の一種で砂糖の原料などに利用される)。主原料は穀物ですね。続いてターキー(七面鳥)と、3番目にようやくお肉が記載されています。

本来、犬にとっては動物性たんぱく質が最も大切な栄養源ですから、やはり穀物ではなくお肉が主原料のドッグフードが理想。ミールや副産物ではなく由来の分かるターキーが使われている点は評価できますが、栄養バランスはイマイチです。

また、上位に記載されているシュガービートバルブはサトウダイコン(甜菜)から砂糖を作る時に残った絞りカス。家畜の飼料に使われる他、かさ増し目的や食い付きを良くするための甘味料として安価なドッグフードによく使用されています。

食物繊維を豊富に含んでいて便を堅くする効果があるため「私達飼い主にとっては」ウンチを処理しやすいメリットがあります。でも、一方で本来の軟便を見逃す=体調の異常を見逃す原因になりえますし、犬にとって栄養になるものでもなく、好ましい原材料とは言えません。

あとはやはり気になるのがBHA・BHTが使われている点でしょう。この合成酸化防止剤の効果で品質が長期間保たれて幅広い流通が可能になり、私達も安い値段で購入できる面はあります。

ただ、BHAやBHTについて知れば知るほど、愛犬にとっては良いものではない(害になる)と分かるはず。できる限り避けてあげたい添加物です。

BHA(ブチルヒドロキシアニソール)
昭和57年に発がん性が問題視されるも、微量なら影響はないと訂正された添加物。少量とはいえ毒性が確認されているものを、わざわざ毎日摂取させたくはありません。

BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)
発がん性は確認されてはいないものの、DNAや染色体に変化を与えて細胞への悪影響を及ぼす「遺伝毒性」は認めれています。アメリカでは乳幼児向けの食品で使用が禁止されている添加物。

※より詳しい情報は「ドッグフードと酸化防止剤 – エトキシキン・BHA・BHTとは?」をご覧下さい。

犬種別・目的別の原材料はどうなの?

公式ホームページには「”うちの子のために”の気持ちに応える高機能フードです」とありますが、犬種別・目的別などいくつもの商品規格が用意されていて、愛犬に合ったものを選べることがプロマネージのセールスポイントの1つになっています。

でも、共通で使われているものを除いて、それぞれの商品規格に独自で使われている原材料だけを抜き出してみると…

●犬種別
ミニチュアダックス…緑イ貝粉末、アミノ酸類(アルギニン)
チワワ…緑イ貝粉末、低ラクトース乳清、初乳
トイプードル…ラクトフェリン、ブルーベリーパウダー
ヨークシャテリア…緑イ貝粉末、ブルーベリーパウダー

各規格の違いはパウダーの組み合わせが2~3個異なるだけ。メインの原材料も成分も全て一緒です。一応、犬種別をうたっていますが、中身を見る限り、実質ほとんど違いがないようです。

●目的別
室内犬用…さとうもろこし、ターキー
皮膚・毛づやをケア犬用…ツナミール、フィッシュエキス
避妊・去勢している犬用…大豆タンパク、チキン、家禽類
体重管理用…チキン、大豆タンパク、家禽類、フィッシュミール

ターキー、チキン、ツナといった動物性たんぱく質の違いはありますが、主原料として多くの割合を占めているのはやっぱり米、とうもろこしといった穀物です。また、何の魚が使われているのか由来が不明なフィッシュミールも不安ですね。

プロマネージの評価プロマネージは規格の種類が多いため、うちの子に合ったものを選べて安心と感じる飼い主さんもいると思います。でも、それぞれの規格内容を実際に比較してみると大した違いはなく、種類の多さはメーカー都合のマーケティング的な側面が大きいように感じます。

特に酸化防止剤のBHA・BHTを毎日摂取させるのは安全面で不安がありますし、穀物メインのバランスも理想的とは言えません。やはり価格なりの品質というのが、私のプロマネージの評価です。