コンボ(COMBO)は本当に安心安全?口コミ評判は?本音で評価!
コンボ(COMBO) ドッグ 角切りビーフ・野菜ブレンドは920g税込598円(Amazon)1kg当たり650円。ドライタイプの総合栄養食です。
日本ペットフード株式会社はコンボやビタワンなどのドッグフードの他、キャットフードや小動物向けのフードまで複数のブランドを展開しています。
創業から50年以上という老舗の国産メーカーで、静岡県の製造工場は国内最大の規模と生産量を誇るそうです。この歴史や実績は安心感がありますね。
「おいしさは、素材で決まる。」がセールスコピーのコンボですが、実際に素材にこだわった安心安全なドッグフードなのでしょうか?本音で評価していきます!
コンボの原材料を本音評価
では早速、原材料をチェックしてみましょう。
●原材料
穀類(トウモロコシ、小麦粉、脱脂米糠、コーングルテンフィード)、角切りビーフジャーキー、肉類(チキンミール、牛肉粉、豚肉粉、チキンレバーパウダー)、豆類(脱脂大豆、大豆粉末)、油脂類(動物性油脂、γーリノレン酸)、魚介類(小魚調整品、小魚粉末)、ビール酵母、野菜類(キャベツ、大麦若葉、カボチャ、トマト、ニンジン、ブロッコリー、ホウレンソウ、モロヘイヤ)、オリゴ糖、カゼインホスホペプチド、プロピレングリコール、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、コバルト)、リンゴ酸、保存料(ソルビン酸カリウム、デヒドロ酢酸ナトリウム)、ビタミン類(A、B2、B6、B12、D、E、パントテン酸、コリン)、着色料(二酸化チタン、食用赤色102号、食用赤色106号、食用黄色4号、食用黄色5号、食用青色1号)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)、グルコサミン、アミノ酸類(アルギニン、メチオニン)、コンドロイチン
●成分
たんぱく質20.0%以上、脂質7.0%以上、粗繊維4.0%以下、灰分9.0%以下、水分20.0%以下
【合成着色料あり・香料なし・酸化防止剤あり】
トップに記載されている主原料は穀類。トウモロコシや小麦は犬にとって消化吸収率が悪く、アレルギーを引き起こしやすいと言われています。
また、脱脂米糖は米を精製した際に残る米糖から更に油分を絞り取りとった後に残る副産物、コーングルテンフィードはとうもろこしからコーンスターチを精製した後に残った副産物です。ともに栄養分の少ない残りカスのようなものと言えます。
「おいしさ」とうたいつつも、これら穀類がメインの原料になっているのは残念ですね。
続いて見ていくと、犬にとって重要な動物性たんぱく質として、角切りビーフジャーキーと肉類が表記されています。この中で気になるのが肉類です。
チキンミールには羽、内臓、クチバシ、トサカなど、鶏のどの部位が含まれているか全く分かりません。とにかく鶏の部位をかき集めてレンダリングしたものがチキンミールなんです。
牛肉粉や豚肉粉も食肉用の肉から油脂を抽出し尽くした搾りカスのようなもの。
「素材で決まる」と書かれていましたが、とても安全な素材とは思えません。やはり激安コストで製造し販売するためには、ミールや肉粉を利用するしかないのでしょうか。
また、赤や緑の鮮やかな色合いがコンボの特徴ですが、これは合成着色料によるものです。私達人間から見るとカラフルで綺麗ですし、食事をするのも楽しそうと感じるかもしれません。
でも、犬の目の識別能力は2色で、青と黄色の濃淡でしか認識していないそうです。ワンちゃんにとっては鮮やかな色付けは全く意味がないんですよね。食欲や栄養にも無関係です。
花型、ドーナツ型、クローバー型といった様々な形になっているも同様です。犬が美味しく食べるためにではなく、フードを購入する私達飼い主に向けたアピールと考えられます。
保存料にも防カビ効果のあるデヒドロ酢酸ナトリウムが使用されていますが、これは大量摂取すると嘔吐や痙攣などの症状を引き起こすと言われている物質。使用基準内であれば問題ないとは思いますが、やはり毎日食べさせるご飯としては心配…。
唯一コンボを評価できるプラスポイントは、小分けに包装されているところでしょうか。酸化しにくく外出時の持ち運びが簡単で、いつでも新鮮なフードを与えることができるのが便利ですね。
コンボ(COMBO)は着色料によって綺麗に色付けされ、フードの形もかわいらしいので、つい手を伸ばしてしまう飼い主さんもいると思います。
でも、それって愛犬には全く関係のないことです。むしろ健康のことを考えたら着色料の使用はデメリットですよ。
肝心の原材料は安心安全なドッグフードとは言いがたいものがありますね…。安かろう悪かろうの品質というのが私のコンボの評価です。