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ピュリナワンは本当に安心安全?口コミ評判は?本音で評価!

ピュリナワンピュリナワン「ほぐし粒入り 成犬用1~6歳 チキン」は2.1kg税込1,055円(Amazon)1kg当たり502円、ドライタイプの総合栄養食。

コーヒーで有名なNestle(ネスレ)日本株式会社が提供する、アメリカ原産のドッグフードですね。

ピュリナワン公式ホームページによると「ペット専門栄養士による栄養設計で<健康6要素>に必要な全ての栄養をバランス良く満たしたプレミアムフード」がブランドコンセプトのようです。

ちなみに同じく公式から引用すると、<健康6要素>とは理想的な体格、抵抗力の維持、健康的な骨格と関節、消化吸収性と便、皮膚・被毛の健康と目の輝き、健康な歯の6つ。

この低価格でこれらの要素が本当にバランス良く満たされていれば優秀なドッグフードだと思いますが、果たしてピュリナワンは本当に安心安全で栄養に優れたドッグフードなんでしょうか?本音で評価します。

ピュリナワンの原材料を本音評価

ピュリナワン「ほぐし粒入り 成犬用1~6歳 チキン」の原材料表示は以下の通り。

●原材料
チキン、米、コーングルテンミール、とうもろこし、家禽ミール、油脂類(牛脂、植物性油脂)、小麦、大豆、大豆ミール、たんぱく加水分解物、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン、硫黄)、グリセリン、カラメル色素、ビタミン類(A、D、E、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、B12、コリン、K、ビオチン)、アミノ酸類(リジン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール)

●成分
たんぱく質26.0%以上、脂質16.0%以上、粗繊維3.0%以下、灰分9.0%以下、水分12.0%以下

【合成着色料なし・香料なし・酸化防止剤あり】

原材料表示の1番最初に記載されているのはチキン。パッケージにも「主原料は新鮮な生チキン」と表記されている通り、犬にとって大切な動物性たんぱく質の比率が最も高く、粉状態のミールではなく由来の分かる生肉である点は評価できますね。

ただ、チキン以外の動物性たんぱく質源を見ると、穀物に続いて表記されている家禽ミールだけ。

家禽(かきん)とは、食肉や卵などの利用目的で飼育された鳥の総称であり、ニワトリ・アヒル・ウズラ・七面鳥・ガチョウなどを指します。ミールとは正肉を取り除いた後の残った部位である、クズ肉・内臓・皮・骨・頭・足を粉砕したもの。

つまり家禽ミールとは鳥の種類を問わず、家禽類のさまざまな部分が混ぜられている不明瞭な粉原料です。どうしても安全性に対する不安が残りますね。

また、トップは動物性たんぱく質でしたが、その後は米・コーングルテンミールとうもろこしと穀物系が3つ並んでいます。家禽ミールの後には小麦や大豆も表記されています。

穀物でも米はアレルギーを起こしにくいとされていますが、コーングルテンミールやとうもろこし、小麦、大豆はアレルギーを起こしやすい低コスト素材です。

コーングルテンミールとは、とうもろこしからコーンスターチを精製する過程でできる副産物で、栄養価のある部分が取り除かれた残りカスのようなもの。低コストで加工もしやすいため、安価なドッグフードにかさ増しとして使われているのをよく見かけますね。

ここまでを見ると確かに生チキンがトップではあるものの、アレルギーが心配な穀物も多く含まれているため、ワンちゃんにとって本当に理想的な栄養バランスとは言いがたいものがあります。この価格では仕方のないところかもしれません。

ただ「合成添加物・香料は添加していない無添加」とうたっている通り、危険な添加物は使われていません。

酸化防止剤にも激安フードにありがちなエトキシキン・BHT・BHAなどの危険な酸化防止剤ではなく、天然由来のミックストコフェロール(ビタミンE)が使われているのもいいですね。

また、この商品の売りの1つであるチキンのほぐし粒は、歯ごたえがあり、噛むことで歯石を取り除き歯の健康を維持できる効果があると書かれています。

開封後も風味が長期間保てるように小分けパック(700g×3袋)された分包タイプであることも評価ポイントでしょう。でも徳用の4.2kgは分包ではありません。口コミを調べると「分包かと思って間違えて買ってしまった」という評判も見かけるので注意して下さいね。

ピュリナワンの評価ピュリナワン「ほぐし粒入り 成犬用1~6歳 チキン」は価格設定の割には、生肉を使っていたり、合成添加物未使用だったりと頑張っている印象です。ただし、アレルギーの原因になりやすい穀物原料も多く含まれている点には注意。

チキン以外の動物性タンパク質は家禽ミールでもあり、やっぱり価格なりのドッグフードというのが私の本音評価です。