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ユーカヌバは本当に安心安全?口コミ評判は?本音で評価!

ユーカヌバユーカヌバは1969年から続くロングセラーブランドで、原産国はオランダ。日本でもなかなかの人気があり、Amazonのカスタマーレビューの口コミ評判を見ると、特に食いつきの良さを評価する声が目立ちます。

ここではユーカヌバ1歳-6歳用健康維持用 (メンテナンス) 小型犬種 超小粒 2.7kg(Amazonで2,840円=1kg当たり1,051円)を取り上げ、本当に安心安全なドッグフードなのか、本音で評価します。

ユーカヌバの原材料を本音評価!

公式サイトでは「プレミアムペットフード」とうたっていて、確かに1kg当たり1,000円以上という価格を見るとプレミアムドッグフードと言えますね。でも、本当に中身が伴った商品なのでしょうか?原材料を見てみます。

●原材料
家禽類(チキン、ターキー、他)、粗びきコムギ、トウモロコシ粉、動物性油脂、粗びきグレインソルガム、発酵用米、粗びきオオムギ、鶏エキス、乾燥ビートパルプ、乾燥卵、フィッシュオイル、亜麻仁、フラクトオリゴ糖、ビタミン類(E、C、β-カロテン、A、パントテン酸カルシウム、ビオチン、B12、B1、ナイアシン、B2、B6、イノシトール、D3、葉酸、塩化コリン)、ミネラル類(塩化カリウム、食塩、ヘキサメタリン酸ナトリウム、炭酸カルシウム、硫酸第一鉄、酸化亜鉛、硫酸マンガン、硫酸銅、酸化マンガン、ヨウ化カリウム、炭酸コバルト)、DL-メチオニン、酸化防止剤(ローズマリー抽出物)

●成分
粗タンパク質:27%以上、粗脂肪17%以上、粗灰分9.9%以下、粗繊維4%以下、水分10%以下

家禽類とは肉や卵を利用するために飼育された鳥のこと。家禽類のカッコ内のチキン、ターキーに続く「他」という表記は気になるものの、一応動物性たんぱく源が原材料のトップに来ている点、粗タンパク質が27%以上と高めな点はいいと思います。

でも、2番手以下は粗びきコムギ、トウモロコシ粉、粗びきグレインソルガムと穀物のオンパレード。グレインソルガムは「きび」の一種でアレルギーの心配はありませんが、小麦やトウモロコシはアレルゲンになりやすい食材です。

また、由来の分からない動物性油脂は低質な油であることが多いため好ましくありません。本当に高品質なドッグフードには鶏脂、サーモンオイルのように何の動物か分かる表記がされているものです。

アイムスとの違いは?

実はユーカヌバは当サイトでも評価しているアイムスの高級版という位置付けのブランドなんですが、原材料を比べてみると驚くほどよく似ています。1kg当たり400円を切る激安ドッグフードとほぼ同じ原材料で作られているんです。

同じ原材料名でも、より高価なものを使用している可能性もありますし、コストのかかる原材料の配合率がより高い可能性もあります。また、ユーカヌバの粒は歯磨き効果があるという独特のS字型の形状をしているので、技術的なコストがかかっているということかもしれません。

それでも、なぜここまで値段が違うのかの説明も一切されていませんし、ワンちゃんの体に入る物はほぼ一緒なのでモヤモヤが残ります。

あとは食いつきが良いとの口コミ評判が多いのも、原材料を見る限り、良質な食材の力による自然な食いつきとは考えにくいので、ビートパルプ(←砂糖大根から砂糖を取り除いたもので、糖分が少し残っています)の甘味料効果かもしれませんね。ちなみに、ビートパルプはウンチを固める効果があり、食べ過ぎると慢性的な便秘の原因になると言われています。

まとめユーカヌバは公式ではプレミアムペットフードをうたっていて、値段もそこそこします。かといって高過ぎるわけではないので何となくリーズナブルに感じてしまいますが、実際には同じ会社が製造している激安ドッグフードのアイムスとほとんど同じ原材料で作られています。由来の分からない表記や小麦・トウモロコシの配合率が高いことを考えると、安心安全なドッグフードとは評価しがたいものがありますね…。